海外旅行一人旅と聞くと「カッコいい」「ワクワクしそう」とイメージです。
それと同じくらい「心配」「寂しそう」「英語ができないけど行っても大丈夫?」というネガティブなイメージもあるかもしれません。
「海外旅行一人旅に行ってみたいけど、様子を知りたい」と思っていても、周りに一人旅経験者がいないと、生の声を聞く機会がありません。
この記事では「実際に行ってみて分かった。海外旅行一人旅のメリット」を紹介したいと思います。
この記事はこちらの方に役立つ情報です。
- 海外旅行一人旅が気になる方
- 海外旅行一人旅に行ってみたいけど、心配な方
- 海外旅行一人旅の実体験を知りたいという方
実際に行って分かった、海外旅行一人旅のメリット
実際に行ってみて分かった、海外旅行一人旅のメリットはこちらです。
- スケジュールが自由
- すべてが冒険になる
- 自信がつく
- 英語の勉強になる
スケジュールが自由
ひとり旅は、自分で全て計画するので「スケジュールが自由」です。
「スケジュールが自由」には2つあります。
- 事前の計画が自由にできる。
- 旅行中に計画を自由に変更できる。
順番に紹介していきます。
事前の計画が自由にできる。
ひとり旅は、白紙の状態から一つ一つ計画をしていくことができます。
旅行にいってやりたいことは、人それぞれ違うと思います。
例えば・・・
- マカオの世界遺産全制覇ツアー
- 台北(台湾)屋台をめぐる旅
- 香港のエッグタルトをひたすら食べる旅
- ソウルのカフェ巡り
(マカオの世界遺産はパッケージツアーでもあるかもしれませんが・・)その他の旅は、パッケージツアーではなかなか見つからないと思います。
旅の目的に合わせて、他にない自分だけの計画計画を立てられます。
旅行中に計画を自由に変更できる。
「スケジュールが自由」もうひとつの意味に「旅行中に計画を自由に変更できる」があります。
海外旅行に行くと、どんなときに感動するか分かりません。
- 日本とは違う街並み
- 現地のスーパー・コンビニ・喫茶店
ガイドブックに載っていないような景色に出会うと、ちょっとしたことでも観光地と同じくらい興味深いものになります。
そんな時、ひとり旅なら「〇〇通りの探検!」や「カフェ巡りに計画変更!」など柔軟に行動できてしまいます。
パッケージツアーや複数人の旅行では難しいかもしれません。
なぜなら
- パッケージツアーで一人だけ別行動をすると迷惑になってしまう。
- 複数人の旅行では、自分だけ興味のあるものを見ると、他の人に我慢をさせてしまう。
他の人の迷惑にならない点でも、ひとり旅は快適です。
旅の目的変更だけでなく、自分の体調に合わせて行動できるのもメリットです。
海外旅行をしていると「今日はちょっと調子が悪い・・休みたいな・・」と思うこともあります。
慣れない環境で生活をするので、体調を崩してしまうことも・・・
そんな時は「出発時間を遅らせたり」「ホテルでくつろいだり」「近くの喫茶店に行ったり」と計画をガラッと変更してもOK。
「海外旅行に行きたいけど、体力が心配・・・」という方にとってかなりのメリットです。
すべてが冒険になる
日本で生活していると、冒険をしているという感覚はあまりないと思います。
- 周りに歩いている人は、ほぼ全員日本人
- 看板や案内は日本語
- 公共施設で不便に感じることがない
そのような環境で生活している方にとって、海外旅行ひとり旅は「すべてが冒険」になります。
海外旅行一人旅に行ったことがない方にとっては、これらのことが全て冒険に感じられます。
- 家から、空港までの移動
- 空港内での手続きから出発まで
- 現地空港についてからの移動
- ホテル到着とチェックインまで
- 食事
なので、観光地でなくても小さなイベントがたくさんある感覚で楽しむことができます。
その理由は
- 一度も見たことのない場所を旅する
- (ツアーと違って)一人で解決する。
- 日本語が通じない、案内板が読めない場所に行く
など、ちょっと難しく感じることを突破していく必要があるからだと思います。
自信が付く
前に紹介したメリット「すべてが冒険になる」の結果、自身が付くと思います。
海外旅行一人旅では、旅行を楽しむだけでなく「ちょっとした壁を乗り越える」の連続です。
言い換えると【リアルタイムでたくさんのイベントが発生するゲーム】の中に自分が迷い込んでしまったかのような感覚です。
たくさんの壁を乗り越えた後に振り返ると「自分、結構頑張ったな・・」と実感できると思います。
英語の勉強になる
実際に海外旅行一人旅に行って、驚きだったのが「英語の勉強になる」ということです。
海外旅行一人旅に行く前は「英語が出来るようになってから海外旅行に行く」というイメージでした。
実際に、海外旅行一人旅に行ってみると、「英語ができないから海外旅行に行く」の方がしっくりくる気がします。
海外旅行一人旅で英語について感じたことはこちら
- 日本人が周りにいない方が英語を話しやすい
- 英語に対する考え方が変わる
- 実はカンニングし放題
順番に紹介していきます。
日本人がいない方が英語を話しやすい
「日本人が周りにいた方が安心じゃないの?」と思ってしまいそうですが、実際は「日本人が周りにいない方が英語が話しやすい」と思います。
その理由は(学校の授業にイメージが強いからですが・・)英語を話す時心配ごとがたくさんあるからだと思います。
英語を話す時の心配ごとは・・・
- 単語は間違っていない?
- 文法は合っている?
- 発音は?アクセントは?
などです。
単語・文法・アクセントは、重要なことかもしれません。
ですが、それを気にするあまり、周りからの指摘が心配でなかなか英語を話す気になれませんでした。
ひとり海外旅行に行くと、状況は一変します。
- 単語・文法を気にする余裕なし
- 発音・アクセントも気にする余裕なし
- 周りに間違いを指摘する人もいない
こんな状況の中で「とにかく相手に伝えないといけない」と必死で話します。(黙っていると絶対に伝わらないので・・・)
「必死に話しても伝わらない」「伝えたい単語が口から出てこない」などが、たくさん起こります。
そうなると、新たな発見があります。
- とにかく単語だけでも伝えようとする。
- 単語が分からないと、ジェスチャーを加える
- 相手は(文法などの)間違えを指摘してこない
「とにかく伝えないと・・」と必死なので「文法は間違っていないか」など考える余裕がありません。
結果、単語だけでも伝えようとします。
日本人だと「この文法は、違うよね~」など指摘してきそうですが、旅行先では「文法の指摘はありません」
相手の方も「何を言いたいのか、聞き取るのに必死」です。
お互いに何とか意思疎通を図ろうとするので、何とか伝わります。
必死で使った「単語」「(場合によっては)文法」は記憶に定着します。
(あの時必死で話したな~、など無意識のうちにストーリーで記憶できてしまいます)
英語に対する考え方が変わる
今までは、英語の必要性を実感できていませんでした。
今までの英語の印象は・・
- テストで点数を取るための科目の一つ
- 授業で覚えた英語を使う場所がない(周りが日本人ばかりでしたので使う機会がない)
というものでした。
ですが、実施にひとり海外旅行に行ってみると
- 英語はコミュニケーションの道具
- 相手に伝われば正義
- テストの点数を誰かに見せるための試験科目ではない
という実感が得られました。
学校の授業で勉強した内容で「これはいつ使うのかな?」とピンとこなかったことがありました。
海外旅行一人旅では、「(昔に習った気がする)この表現・・通じるか試してみよう」という気持ちで実行できます。
難しい単語・文法ではなく、単に「Hello」や「Thank you」だけでも、「(当たり前ですが・・)本当に伝わるんだ!」と感動できると思います。
すると、自然と「もう少し話してみたい」と感じられるようになるはずです。
実はカンニングし放題
「カンニングし放題」
・・・学校では考えられないことですが、海外旅行一人旅ではカンニングし放題です。
英語を話そうとするとき「単語が思い出せない」「この表現はどういえばいいんだっけ?」など忘れることがあります。
(学校で勉強してから、ずっと使っていなければ覚えている方が難しいかもしれません)
そんな時は、カンニングしてしまえば大丈夫です。
- インターネットで検索する
- 翻訳アプリを使う
(当然かもしれませんが・・・)実は海外でもインターネットを使えてしまいます。
日本で調べものをするように、海外でも分からないことを調べることができます。
カンニングは必要に迫られて行うので、調べた表現は結構覚えます。
例えば「この表現を調べないと、電車に乗れない」と思い必死で調べた直後、すぐに覚えた表現を使います。
必死で伝えた結果、伝われば【安心】と【達成感】を感じられます。
さらに、必死で伝えた時の様子を思い出に残るので、その時に使ったフレーズも自然と覚えてしまいます。
海外旅行一人旅のデメリット
海外旅行一人旅のメリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。
行ってみて感じた「海外旅行一人旅のデメリット」はこちら
- 食事の時がさみしい
- 旅行代金が割高?
- 話し相手がいない?
- 観光地の感動を共有できない?
食事の時がさみしい
「ただでさえ心細いのに、食事もひとりなんて・・さみしすぎる」
海外旅行一人旅の食事は
- おいしさを共有できない
- 食事中に話ができない
というデメリットがあります。
始めて食べるおいしい料理に出会った時に、その場で共有できる人がいないのは少し寂しく感じることもあります。
一人旅だと避けることの出来ないことかもしれませんが「食事と向き合う」という考えを持つを解決になるかもしれません。
次に解決法「食事と向き合う」について紹介していきます。
【解決法】食事と向き合う
「食事と向き合う」は、実際に海外旅行一人旅に行ったときに実践したことです。
初めて訪れた国で始めて見る料理に出会った瞬間「ワクワク」が止まりません。
さっそく「どんな味だろう」と食べてみます。
一口食べてみると「とてもおいしい」
「何の味だろう」「何が入っているのだろう」と考えてしまいます。
普段(テレビを見たりなど)他のことをしながら、食事をとっている方にとっては貴重な時間だと思います。
誰かに紹介するためではなく、自分のためだけに料理を楽しむという体験は、現代ではあまりないかもしれません。
時間を気にせず、料理とじっくり向き合うことができるのは、ひとり旅ならではの「贅沢な時間」です。
旅行代金が割高?
「海外旅行一人旅は割高?」
そんなイメージを持つ方も少なくないと思います。
実際、1人でパッケージツアーを申し込みすると「追加料金が発生します」と書いてあることがほとんど。
「ということは、ひとり旅は割高なのでは・・・」と思ってしまうのも無理はありません。
旅行代金については「一人旅用に予約」をすれば、価格がそこまで高くなりません。
例えば・・(少し前ですが)バンコク一人旅をした時の旅行代金です。
【ホテル・航空券込み】で7日滞在した金額です。
3万2千円以下なので、割安な方だと思います。
話し相手がいない
「旅行中ずっと、話し相手がいないのは寂しい・・」
これも一人旅のデメリットだと思います。
解決法ではないのですが、このようなことがあります。
- 意外と話す機会がある
順番に紹介していきます。
意外と話す機会はある
「一人旅をしていると誰とも話をしない」そんなイメージかもしれません。
実は、思った以上に「人と話す機会」があります。
例えば
- ホテル、レストラン、移動
- 他の一人旅の人
- 現地の人
一人で旅行をするので「他の人がやってくれる」ということがありません。
全部ひとりでやらないといけません。
「たいへん・・?」と思ってしまいそうですが、そうでもありません。
旅行期間中、ずっと話し相手がいない状態でないからです。
ちょこちょこ話をしていると、寂しく感じることも少なくなります。
話し相手は現地の外国人の方々だけではありません。
現地に旅行中の日本人との出会いもあります。一人旅に行ってみると「意外と一人旅の人がいるな~」と気が付きます。
他の一人旅をしている方と話をすると得ることが多いと思います。
観光地の感動を共有できない?
一人で海外旅行をしていると、観光地に行くこともあります。
テレビやガイドブックで見た光景が目の前に広がった時は、感動するものです。
その感動を誰かと共有できれば楽しいはずですが・・・一人旅だとその場で感想を言う人もいない。
「一人海外旅行で観光地の感動を味わえない?」
そのように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
観光地に着いた後の滞在時間は短くなりがちです。
確かに、頑張って観光地までたどり着いた達成感を感じるも、その楽しさを共有できる人が近くにいないのは避けられません。
「せっかくたどり着いた観光地。どうせなら楽しみたい」という方も多いはず。
一人旅でも観光地を楽しむ方法を紹介します。
- 観光地内でイベントを作ってみる。
「イベントってどういうこと?」と思う方が多いと思うので、詳しく紹介します。
例えば「観光地に着いた後、写真を楽しむ」
ただ単に写真を撮るだけでなく、撮り方を工夫すると楽しめると思います。
- ガイドブックのような写真を自分で撮ってみる
- 自分が見ている風景を魅力的に撮ってみる
「スマートフォン」でも写真を撮れますので、写真を撮ることは身近だと思います。
そんな「写真を撮る」というというイベントを楽しむことで、観光地がアトラクションに変身します。
撮った写真は旅行後も見直して楽しめますので、オススメです。
あとがき【やっぱりメリットが多い】
今回は、海外旅行一人旅のメリットとデメリットを紹介しました。
初めて海外旅行一人旅に行った時は、不安ばかりでした。
「空港にたどり着けるか」「飛行機に乗れるか」「現地ホテルにたどり着けるか」「電車に乗れるか」「レストランで注文できるか」・・・何から何まで不安でいっぱいでした。
それもそのはず、初めての経験だから。
初めてのことは、だれでも緊張をすると思います。
ただ、海外旅行一人旅は「不安に感じる」だけではありません。
旅行中は、小さな壁を乗り越える瞬間がたくさんあります。その小さな壁を乗り越えてみると「達成感」や「自信」にもつながっていきます。
数値では見ることはできませんが「レベルアップしている」という実感を得られます。数日間でここまで成長できるのは、海外旅行一人旅の特典だと感じています。
その他、パッケージツアーでは見ることの出来ないお店、街並みを歩くことも出来てしまいます。
観光地にはない「その国のありのままの風景」に入り込むことで、自分だけの旅行の思い出を作ることも出来ます。
このような経験をしてみて感じたことをまとめてみましたが、海外旅行一人旅はやはりメリットが多いと感じています。
「海外旅行一人旅に興味がある」と感じている方が「ちょっと行ってみようかな・・」と思ってもらえるきっかけになればいいと思います。